ビジネスモデルが示すのは自身の利益を生む仕組みだけではない

経営のこと

昨日、久しぶりに事務所サイトにコラム記事を更新して、知的資産経営と事業計画・経営計画の関係について書きました。

同時に、創業間もない経営者さんのご相談で現在行っている事業の見直しのお仕事も昨夜にあって、こういうタイミングって揃うもんだなと。

そして、このご相談時でも頻繫にお伝えしたのがビジネスモデルについて。

 

ビジネスモデルは、いわゆる「儲けの仕組み」ですね。

自身のやってる商売が、ちゃんと利益を生み出す仕組みになっているかを知ることができます。

やり方を知らないと難しいかもしれませんが、書籍も出ているので参考にされてみるのもいいでしょう。

専門家と一緒に進めていく場合は、その専門家でツールが違ったりするのもビジネスモデルの特徴だったりします。

ちなみに、僕はビジネスモデルキャンバスを基本にして、ちょっと改良したものを使っていますよ。

 

このビジネスモデルを使うとき、どういうものがいいのか迷うこともあるでしょうか。

そういう時に基準にしてほしいのが、自身の利益のみを示してくれるのか、商品・サービスの提供先の利益も示してくれるのか、という点です。

つまり、お客さんの利益も分かるビジネスモデルかどうかってことですね。

 

商売をするってことは、何かしらの商品かサービスを提供するってことです。

これを継続して提供できるかどうかは、お客さんがお金を出してよかったと感じるかにかかってきます。

経済的に言うと効用とか言います。

結局、いくら自身が儲けるように見えても、お客さんにもちゃんと利益があるかが分からなければ継続性のない事業になってしまうんですよね。

そして、本来のビジネスモデルはそこも示してくれます。

 

ビジネスモデルを確実に使うと、事業の見直しも格段に良くなります。

また、専門家に相談してビジネスモデルを扱うとき、お客さんの利益も示してくれるかどうかで専門家の力量も見て取れます。

経営者のみなさんには、是非ともビジネスモデルを使いこなしてほしいです。

 

コメント