原価のいらないサービス業の料金設定は難しい

経営のこと

コンサル業をされている顧客様からご相談が。

要は提供するサービスの料金設定についてですが、原価のいらない業種の料金設定は非常に難しいところです。

これは行政書士のような士業もそういう業種になるので、僕自身も迷うことが多いです。

 

原価がいらない場合、まず僕は時間を基本としています。

1時間いくらかを決めておいて、業務に必要な時間でもって計算するやり方ですね。

ただ、当然ながら同業者での相場はあります。

相場どおりであれば、あまり迷うことなく設定します。

相場に幅があれば、自分が提供できる付加価値を考慮したり、ターゲットによって、相場の幅のどの位置にあるか考えます。

ターゲットによって、というのは、提供先が何を求めてどういう環境・状況にあるか、ということですね。

 

コンサル業や士業の場合で難しいのは、単純に業務をする時間だけで測れない部分もあるからですよね。

資料作りや下準備というのは単独の顧客様のみに必要なのではなく、重複する部分もよくあります。

結果的に自身の労力と割りに合わないって経験はよくあるんじゃないでしょうか。

 

んで、一番困るのが、すっごい安い料金設定をしている業者がいること。

ネットの影響もあるんでしょうけど、まるで自分から買い叩かれにいってるような料金がある。

そりゃ払う方は安いがいいに決まってます。

ただ、長い目で見れば必ず潰れますからねぇ。

 

結局、原価のいらないサービス業の料金であっても、ターゲットをしっかり見据えたところで設定するのが最適だと思います。

難しいからこそ、経営の基本に忠実でありたいものです。

 

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